整備日誌    2006年8〜9月編


8月1日
久々にやってみました。


GIANT GLORY
(約1700KB)
8月8日
もういっちょ。


GIANT DH COMP
(約2100KB)
8月11日
これじゃジャイアント
フェスティバル(^^;

GIANT REIGN
(約2000KB)
8月11日
というわけで
スペシャライズドも

SPECIALIZED BIGHIT
(約1100KB)


9月1日
うーん、またしても更新が滞ってしまいました。
久々にカンパネタでもいってみますか。
と言うわけで今回もオールドカンパ。おおよそ20年、いやもっと前のモデルですね、きっと。
オーナーの方は知人に譲ってもらったとのことで、ずいぶん古いやつだからということでオーバーホールを依頼されました。

フロントハブ軸 クリーニング前 クリーニング前のアップ写真
フロントハブ玉押し クリーニング後

まずはフロントハブ。
今までメンテはしていなかったのかな?さすがに数十年の年月を感じさせるような状態でした。
グリスもほとんど乾いてしまい、異物混入が見られます。
鋼球も若干テンパーカラーになってしまっているようでこりゃ交換しなきゃダメかなという感じでした。
が、クリーニングしてみると意外やきれいになっちゃいました。
焼き色になってしまったと思われた鋼球もきれいな銀色に。汚れだったんですね。よーく見ると玉押しには鋼球の跡が付いていますがさほどひどい物でもありません。
そういうわけでもっと硬い材質であるワンの方は問題無しでした。
ではリアはどうだったのかというと、まぁこういうのはひどい物ほどネタになるわけであって、ここでネタにしているのはフロントってことはフロントよりもっとコンディションのよい状態でした。
異物混入などは見られたのですがクリーニングしたらすごくきれいになっちゃっいました。玉押しなんか薄くきれいな当たり跡がある程度です。
う〜む…優秀だ。
もちろん異物混入はないに越したことはないのですが、入ってしまってもベアリング類がやられないくらいに硬いとということなのでしょうか。


9月4日
さてさて続き。
次はヘッドパーツとBBです。

ヘッドパーツ クリーニング前 ヘッドパーツ クリーニング後
BB クリーニング前 BB クリーニング後

今回のクランケ君は推定20年以上前のバイク。
この当時ロードバイクのパーツで皆が垂涎の的としていたのがカンパニョーロ。
そして世界のパーツメーカーが追いつけ追い越せとターゲットにしていたのもカンパニョーロと言って間違いないでしょう。
ですのでカンパで組まれたロードなんて言うと、そりゃみんなが欲しかったロードだったりします。そして今回のクランケ君もそんなカンパコンポーネント。
さて、今時のロードバイクでもアルテ仕様とかあります。しかしこれらの多くはフルアルテグラ仕様と言うわけではなく、アルテのSTIやディレイラーを使っているくらいで他の部品は下のグレードとか他社製というのはよくあること。
ま、コスト的なことでこのようなことになるのでしょうが、今回のクランケ君もこのようなスペックでした。
まずはヘッドパーツ。タンゲ精機のLEVIN。
見ての通りそれなりに汚れています。が、クリーニングしたら意外やきれいになっちゃいました。しかし写真ではわかりづらいのですがちょっと打痕があったりします。またカンパのレコードなどと比べると当たり面の表面粗さも違います。ま、これはグレード相応と言うことで。
次にBB。BBはいざ自転車に装着してしまえば外からは見えない部分。なのでコストダウンのターゲットになりやすいのは今も昔も同じ。
で、このバイクにはスギノのBBが使用されていました。
それでも組み上げ時にカンパグリスらしきものが使われています。が、このグリスって固まりやすかったりするんですよね。けどこのバイクはちゃんとグリスとしての機能を有した状態でした。BBシャフトには汚れが付いていますが内部に侵入してはいないようです。ちょっと泥が付いているのは外したときに付いちゃった分です。
というわけでクリーニングするとこれもそこそこきれいにはなりました。が、BBシャフトには鋼球の打痕が付いています。でも経験的に、まぁだいたいこんなもんかなというところですね。
ヘッドパーツ共々、ここら辺はカンパニョーロはもっと優れていますね。


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