徒然日誌    2001年7月

7月1日(日)
6月10日のAOK君の勇姿(MPEG)こっちに持ってきました。ちょっと重いです。

AOKジャンプ1    AOKジャンプ2    AOKジャンプ3
  AOK1(1009KB)         AOK2(1143KB)        AOK3(1139KB)

さて、先日のバトル(誰もそんなことしてねーっての)の舞台となった通勤途中にある坂だが、普段私はその坂を16〜18q/hで登る。私のバイクは古いとは言えあのネッドオーバーエンドが乗っていたフルカーボンのMTB(スペシャライズド EPIC) にM950のXTRグループを装着したバイクである。実測10s半ばから後半くらいでしょうか(実は最近のバイクよりフレームが重い....)、まー、そこそこな重量にはなっています。
さて、その坂を電動アシストバイクで上ったりしたこともある。というのも、疑り深い私の性格で、電動アシストバイクのバッテリーは果たしてカタログ公称値の走行距離を走れるのか?という疑問からであった。せっせとメーターを取り付けバッテリーがなくなるまで走り続けたものである。結果、ほぼカタログ値通りの走行距離を走ることができた。
で、メーターが付いていると走行速度もわかってしまうわけで、これが驚くことに我がMTBで登るときと同じくらいのスピードで上がってしまうのだ。電動アシストバイクはなかなか賢く(?)、15q/hまでは人間:モーターが50:50でアシストしてくれる。15q/h以上は徐々にアシスト力が弱まり、24q/hになるとアシストされなくなる。
ということはあの坂を上っているときには既にモーターのアシストは弱まりつつあるということである。逆をいえば更に勾配がきつくなり、15q/h未満の上りではもっとアシストされるわけで、どんどんつらくなってくるアシスト無しのバイクより楽になってくるということかも。
ちなみに昨年のシドニーオリンピックでは自転車競技の先導としてあの中野浩一がケイリンPASというアシスト車に乗って先導した。
このケイリンPASは私の記憶によると2つのモーターを持ち60q/hで走ることができるというものだった。なにも中野浩一じゃなくても60q/hで走れちゃうのである。
侮ることなかれ、アシスト車。


7月2日(月)
さて、そんなMy通勤バイクであるが、ヘッドパーツにデュラエース(HP-7410)を使用していたりする。そう、古いバイクだからレギュラーサイズなんです、MTBでも。なぜにわざわざMTBにロード用のヘッドパーツを使用しているか?それはやはり疑り深い私の性格だからである。ロード用のヘッドパーツが果たしてどれだけ耐えられるか?という興味からであった。
結論としては今のところ何も問題ない。今でこそほとんど通勤仕様になってしまっているが、以前はクロカンレースはもちろん、雪解けのドロドロの所も走ったし、オープン間もない頃の富士見パノラマスキー場でDHもたしなんだりしたものである。withたった40oストロークのサスペンションで。
画像を見ればわかるが、とても管理が行き届いている状態とは言えない(というか自分の自転車ってメンテしないなー)自転車である。でも大丈夫。でも開けたらどうなっているのかな?


7月3日(火)

そういえば盗まれてしまったトレックY-22にもデュラエースを使用していた。FH-7403改。
元々は通勤君に使用していたのだが、たまたまYに装着していた。なぜわざわざデュラエースのリアハブを使用していたか?というと、当時のデュラエースのフリーはラチェットが細かかったのである。当時スタンディングの練習をしていたのだが、ペダル位置の微調整をするにはフリーの細かい方が具合良い。また走っているときにペダルを止めると「チャー」というフリーの音がとても高級感があり良かった。
実際デュラエースハブをMTB用として使用するとどうか?というと、これまたまったく問題無しであった。ある時、雪解け水でぐちゃぐちゃのMTBレースに出場したことがあった。コースを一周走ってくる間に、リアスプロケに泥がつまり勝手に変速してしまうような過酷な状況ではあった。
翌日興味本位でハブを分解してみたところ、内部への水、泥の侵入は認められず、きれいなグリーンのデュラエースグリス色そのままであった。
さて、当時私の母校がエコランレース(1リッターの燃料で何q走れるかという競技)に出場しており、弊店もホイールを供給しておりました。走行抵抗の低減がいかに大切なことであるか知らされた私はフリー等に改造を施した。そう、ちょっとスペシャルなホイールだったのである。
にもかかわらず盗まれた。あー、腹が立つ。


7月6日(金)
息子と奥さんが寝込んでしまいました。そういうわけでせっかくの休みの水曜日は遊びに行けず。昨日木曜日もお休みして世話係。昨晩は私自身も具合悪くなってしまった。あーあ、家で過ごすのが大っ嫌いな私は悶々としていた。
さて、そんな最中買い物にも行ったりするわけだが、昨日、一昨日と鬼のような暑さではあった。車で出かけるとなると有無を言わさずエアコンのスイッチを入れたくなるのだが、たった10分や15分程度の運転でエアコンを入れるのはなんだか罪深く感じてしまう。ようやく涼しくなってきかけた頃に現着ではなんだかとっても無駄な気がする。さらにエアコンを入れるとどうにも車が遅くなるのがイヤだ。そういうわけで自分一人でかつ、15分程度の運転の時はほとんどエアコンを入れない。
と思いつつ同じ機種の車とすれ違うと意外や窓を開けて走っている方が多い。やはり皆さんエアコンONでの出力低下を嫌っているのでしょうか?どちらかというと世間の風あたりの強そうな車なので、そういうときだけでも無駄なエネルギーを消費しないよう心がけていると思うと、なんだかエンジンの音さえも軽やかな気がします。実際には高温多湿で遅いけど。


7月10日(火)
さて、皆さんはチョロQをご存じでしょうか?実車をデフォルメした愛らしいスタイルのミニカーで、バックさせるとゼンマイがまかれ手を離すと「びゅ〜ん」と行くアレである。リアバンパーに10円玉を載せればウイリーしながら走っていくというアレである。子供のみならず一部の大人にもマニアがいるらしい。聞くところによるとゼンマイを交換できたり、オールペンできたり?とカスタマイジングができるそうである。
さて、1ヶ月くらい前だったと思うが、新聞にデジQという新しいチョロQが10月に発売されると書かれていた。なんでも充電タイプのモーター付きで、プロポもあるそうだ。そう、ミニラジコンというわけである。プロポ込みで5000円くらいだと思った。
ま、それくらいなら今更珍しくもなくさほど興味をもつ訳でもない。そういうわけでその時にはたいして興味もわかなかった。が、奥さんの一言によって俄然興味を示すこととなった。「デジQってハンドル切れないんだって」
どういうことだ?今更発売するラジコンで前後しかしないようなやつが5000円もの価格で売られるはずもないと思われる。とすると、まさか....
というわけでホームページで調べた。....スゴイコトニナッテイル....抜粋すると

 ・CPU搭載。しかもプログラムを書き換えることができオリジナルセッティングも可。
 ・後輪各々にモーターを備え、左右のモーターの回転数を変えることにより曲がる。

がびーん、やっぱそうやって操舵するんですね。うちの車と同じことやってる!
モーターの回転数を変えることにより操舵というのは、キャタピラを思い浮かべれば納得できると思う。キャタピラには操舵輪はない。もし右に旋回したいときには右のキャタピラを止めて左のキャタピラをいっぱい回して右旋回する。左はこの逆。これを応用すれば、例えば左に曲がりたいときには左車輪より右車輪の回転数を多くすればよいわけである。このようにすることにより、高横G時に内輪がホイールスピンすることなく上手に駆動力を伝えつつ旋回できる。これは素晴らしいことである。実際グイッて回り込んでくよ、うちの車も。
更にトラクションコントロール付きって書いてありますね。
そのように制御して無駄なく驚異的なコーナーリングスピードで走り回るというわけか。更に加速性能やサスセッティング、ターボ!機能まで搭載され、カスタマイジングできるとは!
で、トラコン付きということはホイールの回転数を読んでいるということである。そしてプログラム書き換え可ということは逆の応用ができる可能性もありと思われる。ということは、例えば旋回時にあえて外輪に多くの回転力を与える。するとスピンしてしまうわけだが、そのとき上手にセッティングさせれば....ドリフトできるのではないでしょうか?
きっとそんな裏ロム?がはびこって、ドリフト世代の若者には大人気になるのでしょう。
しかし、ドリフト世代にウケを狙うのであれば、やはり前輪も動いて欲しかった。その方が持続できるもん。そのうちに前輪も操舵し、ドリフトの維持が簡単にできるドリQなんてのが発売されるのでしょうか?でもホイールベースが短いから難しいかな?
それともモーターの回転数を上手に制御することにより、旋回しつつのドリフト維持も可能なんでしょうか?
とにかく私のオタク心をガッチリとつかみ取ってしまったようです。息子へのプレゼントとか言いながら、発売日には早速手にしてそうです。早く発売されないかな〜。KMGTさん、SHOJIさん、NGS君一緒に遊びましょうね。


問題は赤外線通信ということなので、障害物のあるところでは反応しなくなってしまうのでは?という心配事です。そして発売される車種である。
なんでZなの?Yはないの?くそ〜、手持ちのチョロQを改造してデジQYつくってやる!!


7月12日(木)
昨日は富士見パノラマへダウンヒルを楽しみに行ってきた。今回はロードのNMKさんも初DH。DHを体験することによって、なにかロードに役立たないか?というテーマである。
私自身も今回は試乗車君での初富士見なので、これはこれでとても興味深いことでもあった。またショートリアサスなのでSPDにての初DH。
当日はピーカンの晴れ。コースは完璧ドライでガレガレ。さて、まずはBコースから。約2ヶ月ぶりの富士見のせいか?それともバイクのせいか?なんだか全然乗れない。ハンドリングは妙に軽くて不安定だし、フロントのサイロSLはあまり衝撃を吸収せずはじかれるし、ミシュランホットSはグリップ感がない。2本目のBコースの時なんか、アウトのバンクを使って振ってコーナーに入ろうとすると、後ろから来るFKSMにインを刺されるという始末。あまりに情けない。NMKさんは?というと、初めてのDHにちょっととまどっている感じ。そりゃそうだ、だって彼の愛車コルナゴC−40の3倍はあろうかという当店のDHバイクと、全く異なる乗車姿勢、そしていつもと全く異なるコース。ま、それでも体験と言うことでAコースに。
PHSを使用してアドバイスをしながらのDHでバイクまかせに走っていく。それにしても今までMTBでちょこっと悪路を走った程度?の経験で、いきなりAコースはなかなかシビアだったのではないでしょうか?それでも何度か転びつつだんだんとペースは上がっていく。ご自分なりに楽しいと思えたようで、その後進んでAコースを何本か下りましたっけ。何か得られたものはあったでしょうか?
それにしてもさすがはロードな方、コギの速いこと速いこと。ゴンドラ乗り場までまであっという間に漕いでいってしまう。
さて、Aコースでの試乗車君だが、昼食時にアルコール燃料をエンジンに送り込んだせいか?ペースを上げると意外や悪くないかも?と思えるくらいになってきた。DHバイクで走っているときよりもちろんペースは遅いので、その分気持ちに余裕ができるのか?結構低い姿勢でカッコよく???走れてそう??な気がする。丸太ジャンプもゴンドラ下ジャンプも結構まともに跳べる。後半シングルトラックの根っこのあるあたりなんかは、SPDのせいもあってジャンプしつつ斜めにリアを振ってなんてことが私にもでき、後ろのFKSMからもカッコイイ?との声が聞こえた気が....
いい気になって走っていたらいきなりリアタイヤがパンク。リム打ちである。押して下るのは嫌いなのでスペアチューブに交換。この日は暑くて体はバテバテだったがもう一本。しかしまたしてもリム打ちパンク。やはり押して下るのは嫌いなのでパンク修理することに。しかし....先ほどパンクしたチューブを修理してもまだエア漏れ。頭にきて意地になって修理したら、なんと3カ所リム打ち。パッチを6カ所も貼った。
ペースを押さえつつ駐車場まで下ってきて本日のDH終了。車に積み込むときにはまたしてもリアタイヤがベコベコに....
もっと上手に走らなきゃ。


7月13日(金)
このあいだ直したばかりなんだけど....
と言われることがよくある。以前お話しした”ちょっと....”と同じような感じで使われる。特にパンクに関して多い。「このあいだパンクを直したばかりなのにまたパンクしちゃった」など。しかもなんか不満げに。気持ちはわからなくもない。この間修理したばかりにもかかわらずまたパンク。気持ちはわかります。だけどいくらパンクを直したとは言え、ちょっとでも走ればそこに針金やら画鋲やらパンクのもとになるものがあってもおかしくないわけで、それを踏んでしまえばいくらパンクを直した直後とは言えパンクするものはパンクする。それよりかパンクしづらくなる乗り方を次回に書きましょう。


7月15日(日)
パンクを防ぐ第一歩、それは空気をいっぱい入れること。意外に多いパンクがリム打ちパンク。空気圧が少ない故に歩道とかの段差を乗り上げたときに、タイヤとリムでチューブを挟み込んでしまいパンクさせてしまう。これを防ぐには十分な空気圧の確保が不可欠である。
また、空気圧が高ければチューブは空気圧によりタイヤに押しつけられるが、低圧だと押しつける力が弱くなり加速や制動によりチューブがずれてしまう。しかし口金の所はねじで止まっているので動かない。と、どうなるか?チューブはどんどん口金部に集まってきてしまう。その状態で空気を入れても集まってきたチューブが重なり合っておりチューブ全体に空気が行き渡らない、もしくは部分的に異常に空気圧が高まって「バーン」と、ものすごい音と共に破裂する。
また低圧状態で使用されたチューブは、ずれることによりチューブが薄くなりよりパンクしやすくなる。
というわけで空気圧の管理がパンク予防の第一歩となります。
なお、空気を入れすぎて破裂させてしまうことはないか?とよく聞かれる。”基本的には”ない。上記のようにチューブが集まっている状態で空気を入れたり、チューブをタイヤとリムの間に挟み込んでいなければ。
但し、ヘボいリムやヘボいタイヤだったりすると、まともな状態でもタイヤが外れてチューブが破裂することもある。
ついでにヘボいチューブだったりするとパンク修理のパッチがうまく付かなかったりする。


7月16日(月)
などと偉そうに言っていながら本日チューブを破裂させてしまった。全くシャレにならない。
息子を幼稚園に送っていきがてら、ずいぶんエアが少ないと思った。ので、自宅にて空気を入れた。自宅のポンプは米仏タイプのみ対応のポンプ故、英式には対応しない。から、エアゲージもまともな値を示さない。ので、奥さんに押さえてもらいながらエアを入れた。いつものMTBの調子で入れたら突然「バーン」という大激音と共に破裂した。自宅周辺の方々には私が自転車店勤務ということはもちろん知れており、そんなヤツがチューブを破裂させたなんていい笑い話のネタである。全くシャレにならんぜ。
チューブを噛んでいたのかもしれないし、スポーツ車用のポンプはエアがガンガンに入るから入れすぎたのかもしれない。ちゃんと確認しながらやれば良かった。と思っても後の祭り。更に悪いことにすぐ近く(歩いて20秒)にダウンヒラーSKTさんが住んでおられる。あの爆発音を聞かれやしなかったかと思っていたら、本日来店され爆発音を確認したそうである。家を出て確認しようかと思ったほどだったとのこと。真犯人と事の成り行きをお話ししたら非常にウケておられた。マッタクシャレニナランゼ....


7月17日(火)
毎日暑いです。こう暑いと帰宅後のビールが楽しみであります。さて皆さんはどうやってビールを楽しんでおられるのでしょうか?
私は発泡酒です。ちょっと前まではマグナムドライだったけど、今はアサヒの本生。
そういえば初めての発泡酒は散々だった。ちょうど発泡酒が出始めの頃にどこだかの花火大会で飲んだのだが、ちょっと生温くなってくるとまずいことまずいこと。数年間は発泡酒は飲まなかった。しかし友人に勧められたマグナムドライがなかなかイケるので予算的にも発泡酒になった。で、本生を試したらもっと良かったので現在に至る。
しかしやはり発泡酒は生温くなってくると(ビールもそうだけど)まずくなってくる。で、おいしく飲むコツ。
私の愛用しているグラスは二重構造になっていて中に水が入っている「どらえもん」のグラス。それを冷凍庫で凍らせておく。で、おもむろに冷凍庫からドラマグ(どらえもんのグラス)を取り出し、更に氷を2つ入れる。で、冷えたビールを注ぐ。
これでかなり喉ごしピリリとおいしく飲めます。おそらくビール通の方からは「氷を入れるなんて邪道」と言われそうだが、凍らせておいたマグカップ+冷やしたビールと一緒に入れれば氷はほとんど解けず、ビールごとずーっと冷たくておいしいのである。
更においしくするには、凍った氷の破片でも入っていると喉ごし良さそうだなー。


7月18日(水)
今日はお休みなのだがお仕事が残っていたのでちょっとだけお仕事した。朝、久々にオートバイのエンジンをかけのたで、せっかくだからオートバイで行った。勤務地までたいした距離ではないのだが。お仕事終了後せっかくだから遠回りして帰る。何てったって今世紀初のオートバイだったから。
いやー、オートバイは速くて楽しいな。ランエボなんて話にならん。何てったってエンジンの割に車重が軽いから軽くアクセル開けたときのダッシュが違う。低速トルクが薄い私のオートバイでも久々に乗るとトルクフルに思えちゃいます。
昔っからピーキーな出力特性が好きだった。←RZ250育ち。
で、昔はオートバイいじるのも好きだったので十八番の350乗せ替えももちろんやりました。パワーバンドに入れば友人のFZ750(なぜか後の所有車になる)を驚かすくらいの加速をするのだが、市街地では向こうが普通に走っていてもこっちはいっつも全開。発進の一瞬に付けられた差を縮めるには常に全開を強いられた。しかしそんな私も今カワサキの900を所有している。FZ750とは比較にならないくらいの速さを誇る。が、やはり出力特性は高回転型である。友人KENの乗る本田X−4(1300ccトルク重視)と一緒に(最近走りに行ってませんなー)街中を走ると、悔しいかな全開じゃないと追いつかない。ヤツはタイヤを鳴かせながら発進してしまう。かなり悔しい。ま、100Km/h越えるとこっちの方が速いからまーいっか。
だけど良くないことがある。別の友人の高橋というヤツは川崎のZX−12R(1200cc)というオートバイを所有している。私のがZX−9R(900cc)なので、何をどう逆立ちしてもこと”速さ”に関しては負けます。3速レッドゾーン手前で”ふうわ”Km/h出ちゃうんだって!たまげました。私のは3速で”ぬよわ”だというのに....
そうそう、大島という友人もいて、ヤツはホンダのCBR900RRというオートバイに乗っている。話によるとヤツは”早い”そうである。ヤツも結婚して3年は経つだろう、まだおめでたの話を聞かない。

7月22日(日)
今日はとっても疲れた。昨日も疲れた。と言うのも、KRDさんに購入いただいたあるフレームにチェーンデバイスを付けたのだが、BBシェルの径がでかくデバイスが装着できなかった。ので、BBシェルを削りまくった。鏡面仕上げまだ乗ってもいないフレームにいきなりヤスリがけは気がとがめるのだが、チェーンデバイスを付けるような自転車=ガンガン行っちゃう乗り方=どうせ傷が付く、という式を頭に浮かべ事後承諾にて勝手に削りまくった。その後やはり削っちゃってもいいからデバイス付けてとのメールを頂く。
さて、まずはドリルに金属用の回転砥石(結構粗い)を付けて削る。一度削り始めたらもう後には引けない、やるからには徹底的にやってやるという意志の基にガリガリやります。で、デバイスをあてがっては外して更に削り、を繰り返します。ちゃんと装着できたら次に棒ヤスリで馴らし、粗めのペーパー、中目、細目、極細目....とやっていき、右写真のように鏡面仕上げまでやることおおよそ2時間、疲れました。鏡面仕上げまでやることはないのだが、これは自己満足の世界。また不思議な物で、鏡面仕上げまでやるとアルミは時間が経っても曇りません。
で、いざ装着すると付きはするものの角度がイマイチ。デバイスのアームがチェーンステイに当たって好ましい位置に付かない。が〜ん、とってもショック。しかしあきらめるわけにはいかないので、心を鬼にして「絶対付けてやる」という強い意志(これとっても大切)を抱き本日チェーンステイをガリガリ削り始める。削っては装着し位置を確かめ、外しまた削り....を繰り返す繰り返す。なんてやってたらKRDさん登場。そのころにはちょうど良い位置に付きそうだったのでまたしても棒ヤスリからペーパーで仕上げ最後は鏡面仕上げまでやりました。この写真がないのが残念。
というわけでひたすらシコシコと削りまくるこの2日間はとっても疲れたのであった。
よく思うのだが、D系バイクを組んでいると、自転車屋さんの基礎は「切る、削る、叩く」だなーとつくづく思う。と言う話を以前同業者の方に話したらうんうんと同意してくれた。
皆さんの乗っているD系バイク、きっとどこかに自転車屋さんの苦労があるはずです。


7月24日(火)
以前受けた市民健康診断の結果を聞きに行った。なーんにも異常なしとのことであった。痩せ過ぎなのを除けば。おかしいなー、疲れやすく疲れがとれづらい私は何か異常があるかと思ったんだが。ま、異常ないにこしたことはない。
さて、先日ちょっとしたキャンペーンがあってイリジウムプラグというのを安く提供するというのがあった。で、私の車とバイクのプラグを買ったのでまず車のを交換した。
ボンネットを開けてっと、そういえばプラグの所にカバーがあったっけ。外さなきゃ取れないのか面倒だなー....とボルトを4本外す。そうしたら2次コイルなんですかね?そんな風なものが2個鎮座しておりました。これも外さなきゃプラグ外せないのか、面倒だなー....と思いつつも外し、やっとプラグコードを外せる。ようやく交換し鎮座していたコイルらしき物を取り付ける。うちの車は4気筒なんだけどコイルが2個付いているのね....と思いながらコードをたどると1,4と2,3ずつになっている。これって同時点火って事??
へー、15年くらい前のチューニングカーブームの頃は皆さんこぞってKOEIやら永井電子やらのCDIとか同時点火キットを付けてましたっけ。今の車は初めから付いているのか....と妙に感心しました。
しかしバイクのプラグ交換は面倒だ。カウルを部分的に外し、ガソリンタンクを外し、エアクリーナーを外し、キャブレターを外し、おそらくラジエーターも外さないと交換できないんだろうなー。あー面倒くさい。
昔乗っていたRZや学校(自動車関係の所です)でばらしまくったA型(古い)エンジンやZ型(旧い!)なんて引っぱって見ろって感じでプラグコードが露出してたのに。
そういえば今日やったヘイズのエア抜きも超面倒くさい。あーあ、外付け型リザーバータンクさえ付けば簡単なのになー....
自動車とかに興味のない人わからない話題ですみません。ところでイリジウムプラグって何がどういいの??


7月29日(日)
昨日お休みをとって日野自動車のテストコース見学会に行って来た。友人KENの計らいである。というか家族サービス。でっかいトラックでオーバルコースのバンクを走るのは圧巻である。特にバンク最上段は右手にガードレールが迫り、フロントガラス越しには壁のようにそびえ立つコースが見られ普通では体験できない貴重な体験であった。バンクだから横Gはほとんど感じず地面に押しつけられるような重力を感じる。
おおー、これってまさしくDHと同じではないか。スピードが遅いとバンク下段に行かざるを得ず、スピードが出てくると逆にバンク上部に行く。スピードに合わせたラインを選べば地面に対し垂直にタイヤを押し当てられ、スリップダウンすることなくハイスピードでコーナーを抜けられる。でも頭でわかっていても体は言うこときかないんだなー。精進である。
意外なところでDHに結びつく結果となった。
アライへワールドカップを見に行きたかったなんて思っていたけど、貴重な体験をさせていただき感謝である。Thanks KEN.


7月30日(月)
テストコース(茨城県)までのバスの中ちょっとしたクイズがあった。ちょっと飽きてきたし、気分の悪くなった方もいたのでタイミング的にはなかなかよろし。クイズと言っても子供もいるのでわかりやすいクイズであった。例えば
「クリーニング屋さんにいる熊はなーんだ?」 答え、あらいぐま。とか、「水があったら困る川はなーんだ?」 答え、天の川。「お寿司やさんの好きなスポーツは?」 答え、手に酢 などなど。総勢40名くらいいる中で我が家とKEN'S FAMILYが抜群の的中確率で勝手に盛り上がっており、それ故にバス内もだんだんと活気が現れてきた。そんな中での問題。
「威張っている虫はなーんだ?」と言う質問に対しKENの奥さんであるMNOが「はーい」と挙手をし答えた。「エヘン虫」
私は大爆笑した。しかし....違いますとのこと。結局正解者は現れず?答えはトノサマバッタであった。
私的にはどう見てもエヘン虫の方が答えにあっていると思うし、私が出題者だったらきっと臨機応変にこれを正解としたと思う。皆さんはどう思われますか?


7月31日(火)
7月15日のところで書いたパンクに関して、もしパンクしたときに画鋲等が刺さっていたとする。さてそれは抜いた方がよいのかそれともそのままの方がよいのか?良く聞かれる質問である。答え、抜いた方がよいです。
以前書いたようにバルブ部はねじで止まっています。パンクしているのであれば空気圧はゼロもしくはかなり低い状態なので、チューブがずれやすく、ずれた際に画鋲の先でチューブをどんどん傷つけてしまうからである。
さて、最近の自動車はほとんどがチューブレスタイヤである。もちろん私の車も。以前洗車をしていた際にタイヤに釘が刺さっているのを発見した。どうしよう?と思いつつ見つけちゃったからにはおそるおそる抜いてみます。と....シューっという音と共にエアが漏れていきました。焦った私はおもむろに釘を押し込んでエアをとめました(^^ゞ もちろんすぐにタイヤ屋さんに行きましたけど。
そして私のDHバイクはチューブレス。ということはやはり何かが刺さってエアが漏れた場合対処できるところまで抜かずに行った方がいいのかな?でもゲレンデでは何かが刺さるよりリム打ちパンクの方があり得る話ではある。現にリムへこんでます。だけどエア漏れは無し。だから、まーいっか。

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