徒然日誌    2004年2月

2月3日(火)
本日は節分の日。節分の日と言えば豆まき。どういうわけか豆まきで食べられる豆の数は年の数と言われている。子供の頃「お父さんやお母さんはいっぱい食べられていいなー」と思っていた。
ふと気付けばずいぶんたくさんの豆を食べて良い年になっていた。まあビールなんかを飲みながらポリポリ食べていたりすると、子供の頃と同じように年の数より多くの豆を食べてしまっていたりするけど、いくつくらいになったら年の数で満足できるようになるのかな?
っていうか「こんなにいらねぇ」って年になるのはいつかな?
結構間近だったりして....

2月5日(木)
昨今のBSE騒動で牛丼屋さんから牛丼が消えていっている。牛肉の在庫がなくなってきたから。思えばイギリスで初めてBSE(当時はまだ狂牛病と呼ばれていたなー)騒動が起きたとき、牛肉は敬遠され焼き肉屋さんはかなりの打撃を被った記憶がある。
それなのに、もう慣れっこになったからか、それとも「俺は大丈夫」と思っているからか、それとも狂牛病状じゃなくてBSEと呼ぶようになったからかわからないけど、牛丼屋さんは結構盛況?のよう。
牛丼がなくなってしまうのを名残惜しくて食べにいっている方は、もし肉屋さんに買い物に行ったりしたらアメリカ産牛肉を買うのかな?
もしBSEで立てなくなってしまった牛の画像を見たり、BSEではなくて狂牛病と呼び名を戻したら世間の方々はそれでも食べに行くのかな?
だいたい今食べられる牛丼屋さんの牛丼はたいがいアメリカ産牛肉なので、「100%安全が保障されているというわけではない」牛肉を食べているわけで、ってことはもし「100%安全が保障されているわけではないけど牛丼あるよ」って告知したらお客さんは殺到するのかな?
なんて書いているとあたかも私が牛肉や牛丼を責めているかのように思われてしまうかもしれませんが、全くの逆。
これだけ世間の逆風を浴びながらも消費者に支持される牛丼ってすごいなーってこと。それだけのファンを作ってしまったのですね、牛丼。素晴らしい。
それにしても初めてのBSEでの焼き肉屋さんの取り上げ方と、今回の牛丼屋さんの件、マスコミの取り上げ方一つでこうも変わってしまうのかと思うと、情報次第でどうにでもなっちゃうんだなーとも思った今日この頃。

2月9日(月)
弊店の裏のちょっと行ったところに駄菓子屋さんがある。午後昼過ぎにちょっと行ったりすると時間帯によって少、中、高生が楽しそうに駄菓子を買って遊んでいる。
が、今週末2月14日で店を閉めてしまうと聞いた。何とも心悲しいのでお話を伺いに行った。ら、やっぱ閉めてしまうそうだ。
まあこれには色々訳があったりするようなのですが、とにかく気の毒に思えたのは少、中、高生ではないかと思った。今にして思えば最近のちょっとしたスーパーなどには駄菓子コーナーなんてのがあったりするけど、私に言わせれば偽物以外の何物でもなく、たしかに駄菓子を買うことはできるかもしれないけど、集まってダベッて(って最近は言わないかな)ってのが楽しかったはず。そういう子供達の社交場?がなくなってしまうのがとても悲しいし、子供達には気の毒に思える。とお店の奥さんに話したら、「そういう子達より以前から利用してくれている今や既に大学生や、それこそ社会人になられた方こそ寂しがっている」と言うことだ。
なるほど、幼少時代に過ごした”思い出”の場所が無くなるのは寂しいだろうなーと思った。今、その駄菓子屋さんで遊んでいる子達も数年後、数十年後には懐かしむことがあるんだろうなーと思われる。
今、弊店の前の通りは駅前からずーっと真っ直ぐに隣のあきる野市、更には日の出町、高速道路のインターチェンジへと繋がっている。が、地元の方に聞くと(うちは流れ者)ずーっと昔は弊店前の道はなかったそうな。言われてみれば弊店裏の小道(と言うほど狭くないけど)は、微妙なカーブ具合がいかにも昔の道を感じさせ、上からお米やさん、甘味処、質屋さん(昔は両替商も営んでいたとか?)、酒屋さん、宿、駄菓子屋さん、そして地元の大手酒造り屋さんが道なりにずーっとある。残念ながら既に廃業されたところもあるが、これらは当時どれもいいご商売をされていたのだと思われます。が、時は流れ道も変われば人の流れも変わり、果ては生活習慣なども変わると色々変わってくるのかなぁと思う。
その駄菓子屋さん、最近ちょっと見かけないけどおばあちゃんがいらっしゃる。まだご健在とのことであるが、やはり最後まで反対していたのはおばあちゃんだったそうである。なんと言っても50年駄菓子屋さんをやっていたということだから。
なんだかちょっとセンチメンタルになってしまう今日この頃。
蛇足ながら裏の甘味処の成木屋さん、昔ながらのまんじゅうを売っている。保存料など入っていないから半日もおくとすぐ硬くなってしまう。味も店作りも昔ながら。是非一度ご賞味いただきたいものである。

2月15日(日)
以前も書いたけど、みんな忙しくなっている。昔はこんなではなかったはず。なのになんでこんなになってしまったんだろう?
昨日来店されたSGWRさんはあっちこっちへとお仕事で飛び回っているらしい。始発の電車に乗って朝一番の飛行機に乗って青森まで行き、最終で帰ってくるなんてことはしょっちゅうだそうで、以前は勤務先まで自転車通勤だったものが仕事が変わったりもあってほとんど乗れないとのこと。
MRN君は営業所が遠くなってその上仕事が遅くまであり、自宅に帰るのは早くて21時過ぎ。たいがい22時、23時が多いらしい。。
YKMRさんは以前は電車通勤だったので最終で帰ることができたけど、引っ越してからは歩いて数分の所に会社があるので帰る口実がないらしくほとんど毎日午前様。
久々にご来店のHRMさんは、ここへきてようやく開発中だった携帯電話が市販され一仕事終えたそうで、それまでは土曜も日曜もあるんだかないんだかという状態だったらしい。「まるで高校生に振り回されているみたいじゃん」と言ったら、「はいその通りです」とのことでした。最新の携帯を買うのは圧倒的に10代後半から20代前半が多いそうな。
他のお客様も何かにつけて忙しいの連発。これじゃせっかくの休みも体を休ませるのが精一杯で、とても自転車に乗ろうなんて気が起きやしないだろう。しかし大好きな自転車に乗れないのもストレスが溜まるわけで、これまた体に悪いからそれでも乗ったりして。そうすると疲れがとれなかったりして??
みんなタフだなーと思う今日この頃。
皆さん共通しているのは”忙しくなっても給料が増えたわけじゃない”ということ。個人の負担が増えているんですねぇ....
と言う私も自転車組みや修理などの実務以外にやることが増えた。こうやってホームページ作成をしている今も0時を回っております。
大丈夫か日本。

2月17日(火)
闇の中にぼーっと光るフレーム(^^;
店内の電気を消してストロボ焚かずに8秒露光して撮影しました。
ちょっと不思議というか不気味というか....

2月27日(金)
通勤路の途中に梅の木がある。いつもこの季節になるとつぼみが膨らみ花が咲くのをなにげに見ていたが、今年はつい最近まで気がつかなかった。う〜ん、心の余裕がない....

2月29日(日)
新聞や雑誌広告に新築マンションのチラシなどがいっぱい入っている。あんなに高いのに、あんなにいっぱい作って、それでも売れているから更にもっともっと作るんだろうなー。
しかし少子化が囁かれている昨今出生率は二人を切っているのが現実。親になったみんながマンションなり一戸建てなり買いまくると、将来その子供が結婚して、おそらく核家族化が進んでいるから親元から離れて暮らすことが多いと思う。で、いつかはその親たちが他界するわけで、そうすると両方の親の家が残るわけで、しかし結婚した当人達にとっては1つで十分なはずだから1つは余る。
ってことが増えそうで、そうすると中古マンションなり中古一戸建てはどんどん増えてゆくことになる。もちろん新築はそれはそれで建っていくだろうから中古物件はえらくダブつきそうな気がする....ってのは貸家に住んでいる私のひがみかな?

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